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0歳児からの保育園入園はかわいそうなのか?メリット・デメリットについて

世間の声

  • 3歳までは母親と一緒に過ごすべき!
  • 0歳児を保育園に預けて働くのはかわいそう!

世の中には色々な意見があるので悩みますよね。

とはいえ、待機児童の問題もあるし、育休には期限があります。
職場復帰したいと思ったタイミングで保育園に入園できるとは限りません。

この春から保育園に預けて職場復帰された方も多くいらっしゃると思います。
また、これから保育園に子供を預けて職場復帰するかどうか悩まれている方も多くおられると思います。

今回は、以下の方に向けて私の実体験をお伝えしたいと思います。

  • 0歳児を保育園に預けることを検討されている方
  • 0歳児の入園が決まった方
  • 0歳児を保育園に預け始めたけど、これで良いのか悩んでいる方

0歳児クラスに子供を預けて職場復帰をした体験

私は、0歳児クラスで子供を保育園に入園させて職場復帰しました。

周囲の友人・同僚の多くが0歳児から預けて職場復帰しており、その姿を見ていたので、自分自身も0歳児から子供を預けて復帰するものだと思っていました。

しかし、いざ保育園が決まり、入園する段階になって、自分が「まだ子供と一緒にいたい」という気持ちであることに気づきました。

まめこ

24時間ずっと一緒にいて生活をしてきた我が子。
これからも傍にいて成長を見つめていたい…。
初めて立つ姿、歩く姿、話す姿を見逃したくない…。

また、周囲からのかわいそうという意見が気になり、保育園に預けることに罪悪感を感じていました。

仕事か、育児か。

結局どちらも選べないまま、慣らし保育を開始しました。

最初は、1日1時間の預け時間から初めて、徐々に預け時間を延ばしていきます。

私の心理状態が子供にも伝わったのか、子供もなかなか保育園に慣れませんでした。
毎朝、大号泣です。
最初は保育園に着いて先生に預ける時に泣いていたのが、保育園の門が見えたら泣くようになってしまいました。
しまいには、ベビーカーに乗せて家を出る時から泣くようになってしまいました。
(保育園に行くということがわかるんでしょうね。)

泣いている我が子を置いて、後ろ髪をひかれる思いで保育園を後にしなければならないのは本当に辛かったです。

仕事を辞められない自分自身を責めました。

子供が泣くのを見て自分も泣けてくる、といった精神不安定な状態でした。

母乳育児をしていたため、子供が哺乳瓶を受け付けず、冷凍母乳を持って行っていたのですが、母乳の冷凍や管理が面倒くさいこと…。
(でもこれは私の計画性のなさが原因…。保育園に預けることを視野に入れて哺乳瓶に慣れさせておく必要がありました…。)

また、子供と離れると胸が張って辛く、乳腺炎になりかけたため、オケタニ母乳育児相談室に通って母乳マッサージを受ける日々…。

子供も急に母子分離されたため、情緒不安定になり、家に帰ってからぐずぐずすることが多くなってしまいました。

仕事を辞めて子供の傍にいてあげれば、子供も安心できるし、母乳もあげられるし、自分の体も楽になるのに…と何度も思いました。
この慣らし保育の期間は身も心もボロボロでした。
(慣らし保育期間中に映画を見たり、食事や買い物をしたり、楽しんでいるママ友もいましたが、私はそれどころじゃなかったです…苦笑)

結局、慣らし保育は1カ月間かかり、職場復帰の直前一週間前にようやく9時~14時まで預けられるようになりました。

そして、職場復帰の日を迎えました。

預け時間がいきなり増えたので、子供は預け時も迎え時も泣くようになってしまいました。

でも、先生にお話しを聞くと、私と別れた後はケロっと泣き止んで楽しく遊んでいるようなのです。
日中はほとんど泣かず、給食(当時は離乳食)もぺろっと平らげ、お昼寝もすやすやと眠っているそうです。
(家ではおっぱいがないと寝られないのに!どうやって寝ているんだ!?)

証拠として先生が日中に撮ってくれた写真を見せてくれました。

そこには、満面の笑みでハイハイする姿が映っていました…。

私が見ていた保育園での子供の姿は泣いてばかりですが、それはほんの一時の姿で、子供は保育園でとても楽しく過ごしていたのです。

この写真を見て、私の心は落ち着きました。

そして、それからは安心して子供を保育園に預け、その間は仕事に専念することができるようになりました。

つまり何が言いたいかというと、

  • 保育園に預け始めは泣く(稀に泣かないお子さんもいる)
  • 子供が保育園に慣れるのは早い(親の方が慣れるのに時間がかかる)
ということです。

0歳児入園のメリットについて

1.保育園に連れていきやすい

0歳児の場合は、自分で歩いたり話したりすることができないので、預け始めの辛い時期でも保育園に連れて行きやすいです。
1歳児、2歳児は自分で歩けるようになるので、連れて行くのが大変になります。
0歳児であれば、保育園に着いてから逃げ出したりすることはありません。
(うちの子は1歳児の長期休暇明けに保育園に行きたくないと言って、保育園に着いてから走って逃げ出しました。50メートルくらい追いかけて捕まえました…。)

2.発達・成長が早い

家族以外の沢山の方と触れ合うため、刺激が多く、脳の発達にも非常に良いと思います。
先生が絵本を読んでくれたり、歌を歌ってくれたりということはもちろん、砂遊び、水遊び等をしてくれるので、私一人で保育するよりも遊びの幅が広いです。

保育園では、0歳児の時から自分で食べる練習や着替える練習を開始します。
家庭保育だとどうしても親が手を出してしまうことが多いですが、保育園だと簡単に手伝ってはもらえません。
こういった経験から、子供に「自分で何でもやってみよう」という意欲が芽生えます。

また、一人ひとりの言葉や体の発達に合わせて先生が働きかけてくださるので、発達が遅い子は早まり、発達が早い子はさらに早まるという印象です。
(うちの子は1歳頃からゾウさんや蝶々の歌を歌い、1歳4か月頃から「できた」、「よかった」など単語を話し始めました。)

3.兄弟のようなお友達が沢山できる

0歳児から持ち上がりで進級する子が多いので、兄弟のような存在になります。(親も0歳児から知っている子は我が子のような気持ちになります。)
何より、お友達の存在は子供にとって刺激になります。
嫌いな食べ物をお友達が食べている姿を見て、負けじと頑張って食べているようです。

4.先生も親のような目線で対応してくれる

0歳児から面倒を見てくださっているので、先生も親のような気持ちで接してくださるようです。
うちの保育園は毎年担任の先生が結構入れ替わるのですが、他のクラスの担任になっても目をかけてくださり、成長を一緒に喜んでくれます。
夫以外にも育児の協力者がいるようで、大変心強いです。

0歳児入園のデメリットについて

1.「初めて」の瞬間を見逃してしまう

この点については本当に悩みました。

でも、夫に「自分が初めて見た瞬間が「初めて」の瞬間なんじゃない?」と言われてハッとしました。

要は自分の考え方次第なのです。

自宅保育していても、本当の意味での「初めて」の瞬間を見逃していることはあると思います。
(知らない間に寝返りしていたり、知らない間につかまり立ちしていたり…等)

「初めて」の瞬間を見逃してしまうことについて、何が嫌なのかを改めて考えたところ、初めてできるようになったことに気づいたのが「母親である自分」ではないことが嫌なんだ、ということに気づきました。
(保育園の先生が初めてできるようになったことに気づくという状態がなんか寂しい…。)

なので、保育園には、立ち始め、歩き始めの時期の前に、できるようになっても敢えて伝えていただかなくても大丈夫です、ということをお伝えしました。

もし、「初めて」の瞬間が保育園だったとしても、保育士さんは言わないように配慮してくださいます。
知りたくない場合は、保育士さんに事前に伝えておくといいと思います。

保育士さんは親の心に寄り添って対応してくださいます。
日々お仕事がお忙しいにも関わらず、本当に頭が下がります。

2.沢山の病気をもらう

0歳児の子供達は免疫力が低く、すぐに熱を出したり、病気をもらいます。
うちの子供ももれなく様々な病気をもらいました。
(アデノウイルス、RSウイルス、溶連菌など)

仕事が忙しい時に限って熱が出たりするものです。
明日熱が出たらどうしよう、と不安に駆られる夜もありました。

でも、その時期に様々な免疫を獲得したようで、今ではほとんど熱を出しません。
(1歳児クラスの時は1回熱を出したくらいで、2歳児クラスになってからは1回も熱を出していません。)

3.夜泣き、夜間授乳が大変

うちの子は1歳を過ぎても3時間おきに夜間授乳をしていたので、仕事中眠くて辛かったです。

職場復帰を見越して早めに断乳・卒乳する方もいらっしゃいますが、私はおっぱいがよく出る体質だったので「断乳・卒乳すると乳腺炎になるので止めない方がいい」とオケタニ母乳育児相談室の先生からアドバイスをいただきました。

また、子供の寝かしつけがおっぱいだったので、おっぱいなしで寝かしつける術を持っていませんでした。

日中離れて過ごしている分、子供に愛情を注ぐ時間、スキンシップを取る手段として夜間授乳を続けました。

睡眠時間が細切れになるのは辛かったですが、2歳過ぎから段々と夜中に目を覚まさなくなり、自分の睡眠時間を確保できるようになりました。

そして、なんと、結果的に3歳まで寝る前の授乳を続けることになってしまいました。(この話は改めて書きたいと思います。(笑))

職場復帰をするからといって、授乳をやめる必要はありません。

虫歯のリスクを言われる方もいますが、甘いお菓子をあげる方がよっぽどリスクがあります。
(子供は3歳になりましたが、虫歯は一本もありません。)

職場復帰しても授乳を続けたいという意思をお持ちの場合は、母子のコミュニケーションの一環としてぜひそのまま続けてください。

まとめ

0歳児入園は慣れるまでの間はかわいそうなのですが、保育園に慣れてしまえば先生やお友達から沢山の刺激をもらって楽しく過ごしています。
(これは何歳から預けても同じだと思います。)

むしろ、辛いのは母親の方かもしれません。

保育園にはたくさんのメリットがあります。
デメリットももちろんありますが、2年間預けた経験から、私は0歳児からの保育園入園がかわいそうだとは思いません。
(仕事は辞めたいですが…(笑))

大切なことは、周りに惑わされず、ご自身の心の声に耳をよく傾け、ご家庭の中でよく話し合ってから決断することだと思います。

まめこ

正解はないので迷いますよね。
お母さんが笑顔でいられることが、子供にとっても一番大切なことだと思います!

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